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多角化戦略①
会社設立後の経営戦略に多角化をもってくることは現在において有効なのか?
会社設立後の経営において、重要なのは戦略です。戦術に拘ってビジネスチャンスを逃してしまう。という話は良く耳にしますね。
知り合いが「多角化戦略」をメインにすえた会社設立を行いました。
アンゾフをはじめ、経営論でも様々な角度で語られている多角化について少し語りたいと思います。
多角化戦略は、1980年代にその言葉が広く認知されました。事業発展のキーワードは「多角化」。企業の本業だけに注力していては、好ましい発展は望めないぞという風潮でした。コアコンピタンスに隣接するいろんな業界に手を広げ、業界の垣根が曖昧になってきた頃から、「業際化」という言葉も耳にするようになりました。それだけ当時の日本経済には活気があふれていたのです。
当時の多角化の目的は、本業で得た余剰資源を利用し、事業拡大を図る事でした。「本業が好調なので、余勢を利用して更に会社を拡大しよう」というのが本音です。事業部として新たな分野へ乗り出し、場合によっては子会社設立で別収支を立てる。といった企業も多くありました。
しかし、バブルが崩壊し、多角化の意味・目的が変わりました。経済の急激な変化に本業の先行きが不透明になり、見通しが立たない。といった事があらゆる企業で起こりました。
そこでは、多角化の目的はリスク分散となりました。「本業が調子悪くなった分、新事業でカバーすればいい」というわけです。
当初はそういった未だバブル前の楽観的視点が抜け切らず、多角化を真剣に考える企業は少なかったのですが、バブル崩壊による不況が長期化し、更に目的が変化しました。
→続く
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